ちょこもももももちもち

ゆるゆる成長日記(*´꒳`*)

【エッセイ】脳内サンプル

少しずつ、でも確実に。

 

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つま先からずるずると上がってくる。

色は薄めの紺。

波打ちながら皮膚の上を這いずって、

痕を残す。

まるで全身タトゥーを彫られているみたい。

 

これまでも考えてしまうことはあったけど、

今と比べれば、

その時は一瞬だったと言っても過言ではない。

ここ2,3日は、

少しずつ、でも確実に、

飲み込まれる時間が伸びている。

 

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炭酸の泡のように、

ぱっと明るく弾けてしまえれば、

これ以上しんどい思いをする人は減るだろう。

 

私にだって、

「ちゃんと片をつけたい。

自分で働きたい。

新しいことを始めたい。」

って、前向きな気持ちはたくさんある。

 

…でも、今、全然動けなくって。

 

人の自由や貴重な時間を奪って、

ただただ生きている。

そんな自分が心底うとましい。

もう耐えられない。

 

だからかな。

全身を覆われる感覚におそわれて、

言ってはいけない言葉を口にしてしまう。

もちろん、私以外、聴いている人はいないところで。

 

一緒に涙もボロボロ出てきて。

次にあなたの眩しすぎるくらいあたたかい言葉を思い出して。

最後にやっぱり生きたいと前を見て。

 

言ってはいけない言葉と捨てきれない希望と涙の3点セット。

 

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前にも似たようなことを書いたけど、

この状態の人間(…もはや人間って言えない気がする)と話すのは本当にしんどい。

何と話しかけられようと、

怒りや悲しみが先行してしまって、

暴言をはいてしまいそうでこわい。

…もう自分の大事な人たちを傷つけたくない。

 

最近、私が人と話すことを避けているのは、

多分これが原因なんだな。

今日は書いているうちに思考がクリアになった気がする。

とてもスッキリした。

 

 

あと、絵も描いた。

イメージを描いて残しておきたかった。

タイトルは「心情1」と「心情2」。

 

「心情1」は、壊れた心の絵。

あなたが修復液入りの元気を注いでくれるんだけど、

ぶっ壊されて形もいびつで穴だらけの私の心は、

まだまだ元に戻るには時間がかかりそうって絵。

 

「心情2」は、さっき書いた全身タトゥーの絵。

顔と手しか描いてないけど字はがっつり彫ってあるから、

見た目はなかなかショッキングだけど、

思い通りの絵が描けて満足した。

 

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どうにもさみしくて、

あなたとお話ししたくなった時。

壁におでこや、右こめかみと右ほっぺをくっつけて、

あなたに抱きしめられながらお話しする想像をするの。

 

数ヶ月前もしてたな。

その時は今とは違う呼び方だった。

最近は呼び方だけじゃなく、

言ってくれる言葉も変わってきたね。

 

今日の陽の光も残りわずかとなり、

薄い青の世界が広がる頃、

今までにもらったたくさんの言葉たちを、

無邪気な少年のようで私をすっぽり包み込んでくれる大人のような

あなたの声で再生する。

 

視界がにじむ。

顔を覗き込まれて、

「顔ぐしゃぐしゃ」

って笑顔で言われて、

私が鼻水をかむと声を出して笑われる。

 

時々、私の幻想なんじゃないかって思う。

こんなにボロボロの私に、

こんなにいい人がこんなにもよくしてくれるなんて。

きっともう少し柔らかで、もう少し温かいんだろうな…。

 

なんて、触れたことのないぬくもりに思いを馳せながら、

硬くて冷たい壁に己の身を預けた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー続くーーーーー

 

 

思いのほか、長編になってしまった…。

でも、私にとって「書きはく」ことはとても大事だから。

いつにも増してヘビーだったけど、

新鮮な想いを書けてよかった。

 

明日も一緒に生きていきたいな。